反応型経済


インターネットの登場と、
情報を起点にした現象世界の進化により、
「世界は更新されるもの」という意識が
必然になった。
「未確定な原理の顕現」である。

農業など、
自然との直接の関係で行なう仕事でも、
意識において、
成果は世界や人々との関係で確認される。
「意識の構築」もまた、
現実を変更するものである。

少なくとも日本において、
人々は消費を抑えながら、
しかし、
自己を充実させるものを見定めると、
従来より多くの費用をかけるようになった。
「市場への消費者」から
「自己への投資者」に活動の様態が変化した
と考えられる。

リターンを求めるものとして、
巨大な欲求が現われている。

「未確定な原理」に反応し、
「意識の構築」の成功した物事へと、
「自己への投資者」として活動することについて、
新しい大規模経済はどのような様態をとりえるだろう?
「個人発の活動が構成する経済の全体」は何か?

一つ考えられるのは「反応型経済」である。
「個人が原理的な反応において、
 意識を構築しながら自己に投資することの成功として
 獲得される経済の様態」である。

個人の自己投資型の活動に経済が大規模に反応しえる
だろうか?
「未確定な原理の顕現」と「意識の構築」、
そして「自己への投資者」としての活動については、
「構築される世界像」に帰結を得るので、
SNSなどにおける交流から傾向が予測されえる。

重要なのは
「個人の自発性により世界像が自然に生まれること」を
尊重し、柔軟かつ多様に
「経済の形態構築を個人に反応させること」
だろう。

言い換えると、
個人が自発性を現実化することを手助けすることが
「反応型経済」である。

人の活動力はエネルギーである。
そのエネルギーの全体が産業形態を獲得することに
反応するのである。

(2015/11/14)



(C)Copyright 2015 Kyo Nissho. All rights reserved.